8/16(土)曇りのち晴れ
お盆を過ぎても猛暑の週間予報が出ていた。首の後ろがヒリヒリすると思ったら釣り行きの際の日焼けが原因である。午前中はルーティン通りのタイムスケジュール。昼食にアジの叩きに納豆・生卵・長葱・茗荷・キムチ・胡瓜・生姜を刻んで混ぜ、めんつゆで味付けしたオリジナル特製海鮮丼を食す。自画自賛ながらこれが実に美味い。頭と中骨でとった出汁に根野菜とキノコ類を入れたみそ汁とセットで、そこらの定食屋で1,800円程度の値付けはできると思ふ。午後は自室のPCで小津の旧作を視聴。学生時代以来の再見だとばかり思っていたが、念のため検索したら7年ほど前の梅雨明けに劇場鑑賞していた。以下、当日の日記から抜粋。・・・・定刻退社して新宿で途中下車。角川映画で小津特集。4Kで蘇るモノトーンを大スクリーンで鑑賞。場内30名弱と閑散。1957年製作。初見。エデンの東に着想した小津の≪失敗≫作品と云われているそうな。確かに暗い。小津作品は馬齢重ねるほど味わいが深くなっている。我が年齢が笠智衆を超えての鑑賞であることに少々驚き。デジタル技術で画質清澄。セーターの毛玉まで良く見えた。今回はサウンドトラックの繊細さにも感心。スクリーンの人物たちは永遠を与えられて普遍的な葛藤や苦悩、小さな幸せを噛み締めて、そして燦然と輝いている。・・・・・今回再々見しての雑感。愛人と出奔した山田五十鈴の娘たち(原節子と有馬稲子)への屈託のない笑顔、反して終始ニコリともしない有馬稲子のふくれっ面、出戻りの原節子が見せる生母への冷淡な対応。そして何よりコキュ・笠智衆の無常観。完全に家族は崩壊しているのに、誰の表情や科白からも、その真意が読み取れない。深淵たる闇を描いているからこそ凄味があるのかもしれない。