Il film del sogno

日々のアクティビティの備忘録

キューポラのある街

8/17(日)晴れ

向こう一週間猛暑続きだそうな。6:50起床。散歩、朝食。自室でお勉強。昼食にアジフライサンド。我ながら完成度高し。午後はアマゾンプライムで古い邦画を視聴。1962年、日活製作、監督・浦山桐郎のデビュー作。早船ちよの児童文学が原作だが未読。シナリオは今村昌平と共作。学生時代に本作と≪非行少女≫(1963年)≪私が棄てた女≫(1969年)の三本立てとして名画座で観たときの感銘は生涯忘れないだろう。半世紀近く経ての再鑑賞である。小百合さまと云えばTVドラマでの良家の子女役しか知らなかったので銀幕での少女姿を目の当たりにして驚いた。「家貧しくして孝子出ず」の典型でありますな。北朝鮮へ帰る姉弟とのエピソードなど泣かせる。名画は社会・風俗を捉えた優れたドキュメンタリーとしての側面もある。極貧の中にあって利発で健気な美少女にどれだけの人々が勇気づけられたかは容易に想像がつく。 名手・姫田真佐久の撮影が素晴らしい。

東京暮色

8/16(土)曇りのち晴れ

お盆を過ぎても猛暑の週間予報が出ていた。首の後ろがヒリヒリすると思ったら釣り行きの際の日焼けが原因である。午前中はルーティン通りのタイムスケジュール。昼食にアジの叩きに納豆・生卵・長葱・茗荷・キムチ・胡瓜・生姜を刻んで混ぜ、めんつゆで味付けしたオリジナル特製海鮮丼を食す。自画自賛ながらこれが実に美味い。頭と中骨でとった出汁に根野菜とキノコ類を入れたみそ汁とセットで、そこらの定食屋で1,800円程度の値付けはできると思ふ。午後は自室のPCで小津の旧作を視聴。学生時代以来の再見だとばかり思っていたが、念のため検索したら7年ほど前の梅雨明けに劇場鑑賞していた。以下、当日の日記から抜粋。・・・・定刻退社して新宿で途中下車。角川映画で小津特集。4Kで蘇るモノトーンを大スクリーンで鑑賞。場内30名弱と閑散。1957年製作。初見。エデンの東に着想した小津の≪失敗≫作品と云われているそうな。確かに暗い。小津作品は馬齢重ねるほど味わいが深くなっている。我が年齢が笠智衆を超えての鑑賞であることに少々驚き。デジタル技術で画質清澄。セーターの毛玉まで良く見えた。今回はサウンドトラックの繊細さにも感心。スクリーンの人物たちは永遠を与えられて普遍的な葛藤や苦悩、小さな幸せを噛み締めて、そして燦然と輝いている。・・・・・今回再々見しての雑感。愛人と出奔した山田五十鈴の娘たち(原節子有馬稲子)への屈託のない笑顔、反して終始ニコリともしない有馬稲子のふくれっ面、出戻りの原節子が見せる生母への冷淡な対応。そして何よりコキュ・笠智衆の無常観。完全に家族は崩壊しているのに、誰の表情や科白からも、その真意が読み取れない。深淵たる闇を描いているからこそ凄味があるのかもしれない。

日本独立

8/15(金)晴れ

80回目の終戦記念日先の大戦での邦家の戦死者数は310万人。うち民間人80万人。最大の死者数を出したのは旧ソ連で975万人。次いでドイツ553万人。中国350万と続く。ナチのホロコーストによって殺されたユダヤ人は600万人と云われている。狂気の数字で気分が悪くなってくる。ホモサピエンスは地上で最も危険で残忍な生物なのだろう。次に大戦が行われれば主要都市は核弾頭が飛び交って石器時代に戻るだろう。自分の目の黒いうちにその終末が来るかもしれない。柄にもなくペシミストになる。朝刊を読んで暗い気分にはなったが、ルーティンの散歩をする。途中ワンコ仲間の老婦人と談笑。いつも兄貴分におやつをくれるので昨日釣った鯵をお造りとタタキにして配達。大いに喜ばれて沢山の梨を頂戴する。海老で鯛を釣るとはこのことか。昼食にアジ寿司。夕餉に塩焼きと酢の物。夜はアマゾンプライムで2020年製作の邦画を視聴。敗戦直後の吉田茂白洲次郎を主人公にした人間ドラマ。GHQと渡り合うエピソードが中心。白洲役に浅野忠信、妻正子を宮沢りえ吉田茂には小林薫。ほかに柄本明石橋蓮司松重豊など豪華布陣。監督はまだ存命だったのかと驚いた≪さそりシリーズ≫の伊藤俊也。失礼ながら公開を全く知らなかった。内容はNHKドキュメンタリーのような教科書的な内容。米国に押し付けられた憲法だったが、結果オーライで80年が経つ。改憲の機運は度々あるが、どうか。真面目に協議・検討して民意を問うのも悪くないと思ふ。

走水のアジ釣り

8/14(木)晴れ時々曇り
前夜は弁当を準備して22:00に就寝。直ぐに眠れるわけもないがうつらうつらして3:30覚醒。久し振りの早朝釣り行きである。3:50お迎いの車が時間丁度に到着。世田谷に住む元上司と合流して、第三京浜経由横浜横須賀道路で走水へ。車はお盆休みの平日であるから都内はガラガラである。6:00に釣り宿到着。半日乗船代9,000円也。イソメと仕掛けも買っても500円。7:出船。乗員15名で満員御礼。薄曇り、無風、気温30℃と云う絶好の釣り日和。水深30~60メートルの棚に投入。2時間ほど喰い渋ったが中盤にアタリが出だして釣果は10尾。40cm近い大物も混じって週末の総菜には困らない程度を確保して一段落。外道にカサゴやヒラメがかかる。正午には雲が去って灼熱の陽射しに難儀をする。13:00納竿。途中横須賀のサービスエリアで天ぷら蕎麦を食す。16:00無事帰宅。道具の洗浄、魚の下処理だけ終えて冷蔵庫へ。兄貴分と散歩に出て駅前カフェで一服。夜はひたすら読書。長い長い充実した一日でありました。

赤ちょうちん

8/13(水)曇り時々晴れ

世間はお盆休みなのだろう。交通量も少ない。定刻起床、散歩、朝食、雑用、買い物。友人と兄弟の誕生日であることをSNSやラインで知る。メッセージを送る。便利なものである。明日のイベントの為の準備をする。夕方、駅前カフェで一服。夜は1974年製作の邦画を視聴。10代の大昔、名画座で『妹』『バージンブルース』と併せて3本立てで鑑賞した記憶あり。半世紀経っての再見。如何にも藤田敏八らしい暗い青春モノだが、秋吉久美子の魅力は炸裂しておりました。助監督に長谷川和彦のクレジットあり。日活歌謡(フォーク?)映画路線の一作であるが、かぐや姫の楽曲とは関係なく面白い。ウィキペディアによる裏話を読んで、なるほどと得心する部分と、へぇ~と感心するエピソードもあり。主役ふたりをショーケン風吹ジュンが演じていたら、当然別物になっていただろう。

死んでもいい

8/12(火)曇り時々雨

連休が明けても天候同様に日常生活は変わらず。7:00起床。散歩、朝食、清掃、洗濯で午前中終了。昼食に日本蕎麦。午後は居間で兄貴分と午睡。夕方、駅前カフェで一服。夜はアマゾンプライムで1992年公開の邦画を視聴。公開時に劇場鑑賞しているが再見して、当時の興奮が蘇った。今回調べてみて西村望の原作小説『火の蛾』が基であるのを知った。てっきり監督・石井隆のオリジナルだと思っていた。ヒロイン(大竹しのぶ)の役名もお馴染みの≪名美≫だし。監督、主演女優ともに、池田敏春関根恵子で企画がスタート。その後、監督が石井、ヒロインが樋口可南子に代わって、それも頓挫。最終的に本作のキャスティングになった模様。ベースは不倫ノワール。大竹・永瀬正敏室田日出男のアンサンブルが素晴らしい。画面から迸るエネルギーに圧倒される。妖艶でふしだらな大竹と偏執的な永瀬のウダウダ感が相まって堕落度は最高潮に達する。コキュ・室田の人の良さがそれを補完する。やはり一夫一婦制には無理があるのか。道ならぬ密会や逢瀬には蜜の味がするのだろう。タイトルの≪死んでもいい≫のは誰か。心中覚悟のふたりか、はたまたコキュか。エンディングは夢ともうつつとも知れぬアイロニカルなシークエンスで終わる。

コインロッカーの女

8/11(月)雨時々曇り
連休最終日も不穏な天候。降ったり止んだり。日差しがないので楽に感じるが蒸し暑い。6:00前に起床。降りだす前に兄貴分と散歩。午前中は自室の整理。山のような映画のパンフレットを思い切って廃棄することにする。昼食にそうめん。但し海老・カボチャ・蓮根・茄子・椎茸・オクラの天婦羅を揚げて豪勢なランチとなった。2度目の散歩のあとに駅前カフェで一服。夜はアマゾンプライムで2015年製作の韓国映画を視聴。タイトル通り、コインロッカーに捨てられた女児が裏組織の女傑に育てられる。犯罪組織は疑似家族を装って、臓器売買やら借金回収を生業とする。任侠モノの定番ではあるが、ヒロインは堅気の青年と出会って組織を裏切ることになる。コリアン・バイオレンスは徹底した残酷シーンが身上でありお約束である。弱肉強食を絵にかいたようなエピソードが延々続く。キム・ヘスとキム・ゴウンの両女優が(母・娘/親分・子分)の葛藤・対立を熱演して、それが最大の見せ場である。兄貴分・妹分に敵役や恩人など、脇役の配置にも抜かりはない。韓国映画のハイレベルな総合力が遺憾なく発揮された力作だと思ふ。